夜。〜キャバ嬢の恋〜

はじめの話

 『あさみへ

 手紙をかくなんて、小学生の母の日以来だ。うまく書けるかわかんねーけど、きいてほしい。

 オレは店を辞める。たぶん、これを見つけてくれる時は、お前も店を辞めるってころになってるんじゃないかな。

 ごめんな、つらい時にそばにいてやれなくて。店長にひどいことされたか?給料はちゃんともらえるか?
 最後まで、オレが見ててやりたかったよ。

 

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