私を幸せにしてくれたのが小さな命とアプリで出逢った男でした
season1 15歳の春
15歳の春

長かった受験から解放されてずっと憧れていた
高校生になれました。

私は不幸なことにバカなので第一志望の高校は
受からず第二志望の高校に受かりました。

幸い、
第二志望の高校は定員割れで面接のみだったので
無事に高校生になることができました。

受かったその日は家族でお祝いして
何度も何度も新しい制服を眺めたり、着て
写真を撮ってみたり……笑

はやく通いたくて仕方がなかったのです。


もしかして、初めての彼氏ができたり…♡?
なーんて妄想も沢山しました。


なんせ中学では彼氏ができず彼氏がいた友達
が羨ましいくらいでした。


焦ってはいなかったけど、恋がしたいっ!!!

恋愛ってどんな感じなんだろ?

キスってどんな感触?

抱きしめられるってどんな感覚?


小さい頃から少女漫画が大好きなので
妄想が止まりませんっ!!



私は、


「かっこいい彼氏を作って素敵な高校生活にする」

…という目標を決めるのでした。

*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―



4月 入学式 晴天

普段起きることが苦手な私が、パッと起きて
着慣れない制服を着てちゃんと朝ご飯を食べて
駅まで行くバスに乗りました。

もう既にバスの中で、
ちゃんと友達ができるかな?
先輩は怖くないかな?
……って考え事ばかりしていました。笑

駅に着いたら次は電車を待ちます。


駅には沢山の見知らぬ学生達!
私と同じ制服来てる人もちらほら……

私の高校定員割れだからやっぱり通う人が少ない気がする……

電車を待つ間、同じ高校の人に声をかけようか
迷っていたら


電車が来てしまった。


「あーっ!!もうっっ!!」


電車の中は学生だから騒ぐイメージあったけど、
みんな携帯いじっていてほとんど喋っている人がなく無言。


お喋りする人がいないから私も着くまで無言。


そして駅に着き下車。



駅から高校までは15分
先輩達は通い慣れた道をスタスタ歩いていく
初めての道で先輩達の後ろを1年生はついていく。

「やっと着いたぁぁぁっ!」


いよいよ校舎の中へ

自分の名前とクラスと席を確認する。

1番後ろの席だった!
ラッキーなのかアンラッキーなのか。


ついに、皆が揃い

クラスメイトとご対面

……と思ったら緊張してるの私だけ?

周りを見たら皆、顔見知りみたい!!!!


そうかっ!

私は二次募集だからこの高校でテストを
受けてないのか!



…………完璧に出遅れた。


私はコミュ障だからこんなんで友達や彼氏すら
できないんじゃないの?
って絶望的になりました。


しかも私と同じ中学出身はたったの1人…

話したことすらない、名前だけ知ってる人。


こんなスタートの仕方はありですか?



*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―



入学してから数週間が経ちました。


友達0人 一人の時間が増えるとだんだん
開き直り一人でいいやって思うようになって
ました。

まだ話したことないからクラスメイトの
名前すら把握してない。

グループは当然できてる。

もう和の中に入れない。

こんなつもりじゃなかった、友達は多くなくていいから一人はできるのかなって期待してた。

自分から話しに行けない自分を恨む。

ひたすらケータイをいじってはやく学校終わらないかなーって思うようになってた。
あんなに楽しみにしてたのに。

駅まで帰る道も一人。

イヤホンで音楽聞きながら帰るのが日課に
なりつつあった。


そして、入学して初のイベント

宿泊研修が待ち受けていた!

心のどこかでまだ友達ができるチャンスがあるかもって期待してた!
イベントでは沢山話しかけよう!

部屋もバスの隣もとりあえず余ったところで
その人達と仲良くなれれば!


宿泊研修が始まるまでの期間、
私は自分を見つめ直すことにした。

……って言っても顔面の話しです。笑


顔は、ハーフのように彫りが深い訳でもないし鼻も低い。純日本人の顔。

ずっとコンプレックスだった
一重のような奥二重のような睨んだ目。

肌は母親の遺伝でそばかす。

肌は小学生の頃にいじめられたり、意地悪も沢山言われたけど消すことはできないんだって知った。
受け止めなきゃって。

自分の顔を否定したらきっと産んでくれた
母が悲しむだろうなって。

私の母もそばかすあるけどちゃんと結婚できた!
そばかすが原因ではないってこと。

目は父親と兄はバッチリ二重だけど、私は母親の遺伝を丸々受け継いで二重ではありません。

だけど小さい頃の母を知らなくて今を顔を見たら二重です。
聞いたら、二重に憧れていた一生懸命マッサージをしたって言います。


中学の頃に
1度はアイプチをして自分的にはいい感じ!
っと思っていたのですが
幼稚園や小学生から私の顔を知ってる人は


「似合わない」 「違和感」

「元の目の方が見慣れてるからやめた方がいい」

厳しい言葉ばかり。

よく考えたら小さい頃から私のこと見てきてる人達にとってはそう思うよねって思い中学で辞めました…。


だけど!!!今!!!

私の通ってる高校には私のこと知らない人だらけ!
顔を変えるチャンス!!!

宿泊研修までに私は母にアイプチを買ってもらい練習しました。
私の瞼は薄めだけどやり始めは跡が付きにくいのでずっと鏡を見て二重の状態を確認してました。

そして、母の化粧品を初めてこっそり試しました。


学校に行っても誰とも話してないから
二重になったとか化粧してるとか誰も
気づきません。笑



自己満かも知れません。

ただ、初めて可愛くなりたいって思いました。


可愛いって言われてみたい。

可愛いって思われたい。

話しかけてもらいたい。

少しでも可愛くして話しかけられる自信をつけたい


初めて化粧を学んだ15の春でした。




宿泊研修 当日を迎えました。



*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―





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