好きは何色、君の色。
「そっか!ならいいじゃん!!
空姉ちゃんと一生会えないなら寂しいけど冬休みとか会えるでしょ?」



「また遊んでね、空ねぇ!!」



『うん。そうだね、遊ぼう!』



私は責められると思ってた、なんでもっと早く言わないのって。
でも2人は笑顔で背中を押してくれた。



『絶対に遊びに来るから!』



私はそう言って明子と宗介と笑顔で別れた。



「明日、何時出発?」



『10時出発の予定。
璃空くんは?明後日だっけ??』



新学期まで今日でちょうど1週間。



「うん、そう。
明日まではあの2人と遊ぶよ。」



『そっか、2人のことよろしくね。』



「うん。
じゃあそろそろ帰ろうか、雨降りそうだし。」



『・・・そう、だね。
じゃあ、バイバイ。』



「うん、元気でね。」



璃空くんに手を振って、背中を向けて歩き出す。



今日でこの道も最後。
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