死にもの狂ひのキツサテン
シンデレラ「手掛かり?」

シンデレラは、眉間にシワを寄せた。

魔法使い「いやなんで理解出来ない。逆に、逆によ?」

シンデレラ「はぃ」

魔法使い「あんた。」

シンデレラ「なんでしょうか。指ささないで」

魔法使い「散々継母たちに指されて来たんじゃないのか」

シンデレラ「まぁ…」

魔法使い「じゃあいいじゃないか」

シンデレラ「(カッ)じゃーいぃじゃなぃか、ってこた、ないんじゃないのかぇ?!」

魔法使い、シンデレラの詰め寄り方に圧倒される。

魔法使い「ま、まぁ、一理あるわな…」

シンデレラ「一理どころじゃないですよ…ってんだ!」

シンデレラは、砂を蹴り飛ばしました。

魔法使い「ア荒れてる…」

シンデレラ「荒らしたんだろがァ!」

魔法使い「いや怖イよ、あなた…。わーかった、わーかりましたヨ」

シンデレラ「(ニカ)やっと受け入れてくれたかや!」

魔法使い「怖!」


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