愛を私の音色に乗せて。

夢を駆ける少女。



なんと…
なんとなんと。今日はオーディション1日目なのです!

1週間前に書類を出して、一次審査は通ったの!
今日は実際に歌を歌う。

「紫音?!よかったぁ…まだ行ってなかった。」

「おはようちぃ君!どうしたの?」

凄い勢いで2階から降りてきたからびっくりした

「あ、いや、渡したいものあって…
紫音目瞑って?」

「ん??」

渡したいものって何だろう…
すると、首元に冷やっとした感覚が。

「はい、目開けていいよ」

首元に目をやると、黄色い石のネックレスが光っていた。

「綺麗…」

「だろ?勇気の出るパワーストーンなんだって。
その色見たときに柚子みたいで、紫音にぴったりだなぁって思ってさ。

それつけて、オーディション頑張ってね。」

「…ありがとうちぃ君。私、頑張ってくるね!」

なんか、ちぃ君に見守られてる気分だね


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