Bloody Kiss♡
「今日はアツヤくん、迎えに来ないん?」
くるみに訊かれて、一瞬、返事を躊躇した。
だけど、隠していたって仕方ない。
「別れてん。」
あたしは肩を竦めて見せた。
「え?いつ?」
「三日前‥かな?」
「マジで?その割りにロナ元気やん。ロナがふったん?」
くるみが驚くのも無理は無い。
今まで、アツヤとケンカする度に彼女に愚痴っていたんだから。
「違うよ。あたしがふられた。でも‥。」
「なに?」
自分でも意外だった。
「気になる人、いるかも‥。」
認めたくないはずの想いを、あたしは口にしていた。