Bloody Kiss♡
「ブラッディ‥?」
思わず呟いていた。
聞き覚えのある言葉。
それは、あの書物にあった予言の中の言葉だった。
「やはり、知っているようだな。」
声を低めて店長は首に掛けた手を離し、あたしからアイマスクを乱暴に外した。
薄暗い空間で、彼の全身は青白く発光していた。
「店長って‥。」
驚きのあまり絶句するあたしを睨み付け、店長は不気味に引き攣った笑みを見せると、突如
「う、う、うー!」
と、頭を抱えて呻き出した。