ずっと伝えたいことが、ありました。
汚くて、ごめんなさい



「大丈夫ですか?」



その声で私は夢から覚めたような、そんな感覚になった


「大丈夫です」


ずっと動かない私を駅員さんは心配してくれて声をかけてくれたんだろう


携帯を見るととーかからの通知がたくさんきていた


「優希ー?」 「おーい!」

「あの瞬間に死んじゃったの!?」

「優希ー!」


とーかってば、うるさいなぁ


くすり、と少し笑いが出た



「そー言えばこの前駅前のカフェでひかるくん働いてたよ!」


「…え、あのひかるが?」

気付いたら返信してしまっていた

「うん!私のこと覚えててくれてた 笑」


駅前…この近く……だな



とーかのこと覚えているのなら



私のことも覚えててくれてるのかな
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