空からの涙
中に入ると、ゲームの音で耳を塞ぎたいぐらいうるさくって。
適当にブラブラし始める和君達の後ろについて歩いてく。

「悟、好例のアレやりますか」

和君の声が聞こえてきて、今から悟君と和君で何かをするらしい。だからその間私と祐芽は他でフラフラする事にした。

「柚姫!アイス♪食べない?」

ゲーセンの中にあったアイスの自販機……みたいなもの。
祐芽はそれを指差した。

「イーヨ★」

私の返事に、笑顔になった祐芽。

「祐芽は何味にする?」

かなり迷っている様子の祐芽。………祐芽って迷うタイプなんだ…。

「私ね~。この、クッキーバニラにしようか……こっちの、マンゴーか……どっちがいいと思う?」

それは、私は決めれないなぁ……祐芽の事なんだもん。

「じゃあ、私がクッキーバニラにするから、祐芽はマンゴーにしたら?」

『おぉ』

と言う顔で

私のナイスアイディアに賛成の様子。

………『ガタン』

アイスが自販機のジュースのように落ちてきて、私と祐芽はその辺の椅子に座って食べ始める。

「美味しい♪」

祐芽が足をバタバタさせてアイスを頬張る。

「柚姫!ちょーだい★」

私が祐芽にアイスわ差し出すと、マンゴーアイスを少しだけ、口につけたまま、クッキーバニラを食べる。

「美味し~い★幸せだぁ!柚姫も食べなよ♪」

私は祐芽のマンゴーアイスをジッと見つめた後に少しだけいただいた。

「美味しい。祐芽が好きそうな味だね!」

………ツンツン

誰かが私の肩を叩いた。

だッだッ誰……?

「ねぇ………君たち二人で来たの?……俺達と一緒に遊ばない?」










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