華実ちゃんの最期の願い

「お前のことだよ！この脳内乙女チックブスやろうが。関係ない人間、巻き込んで人のせいにすんなっ！」

え、めっちゃ悪口酷くない？
てか、本当に照屋遥だよね？

「本当に……照屋遥？」
「そうだよっ！俺が照屋遥だ、いい加減俺の話聞け……「この詐欺師っ！！」

「へっ！？」
「ぷっ。照屋が、照屋が詐欺師だってぇ笑」

槇原くんが楽しそうに吹き出す。
そんなことは、どうでもいい。

ドSって、ドSってもしやこの態度のこと…

「ただのガキ……」

暴言しか言えない子供かよ。
てか、さっきからブスブスと

「照屋遥の方がブスじゃん。
この性格ブス。」

私は、冷たく言い放った。

シーンと静まりかえる教室。
あぁ、なんだろ？なぜか怖くな「おい、…1発殴らせろ。」

…い訳がありませんでした。
申し訳ございません。





どうにかこうにか槇原くんが照屋遥の怒りを沈めてくれて、事態は、これ以上悪くなることは、なかった。