華実ちゃんの最期の願い
教室でお昼ご飯を食べている時の事だった。


エリカは、私のある一言で目を丸くして一瞬動きが止まった。

「え〜!?華実ちゃん知らんの??
有名やよ??」

私は、ド忘れをしたように頭をかいた。

「あ〜、、、えへへ。ごめん。誰やっけ?」

照屋 遥……有名なんか…。

なんか、いかにもイケメンそうな名前やな。

「ふわぁ〜!!??
ホンマに知らんやな。
ちょーイケメンなんだよ!?」

やはりイケメンか。

まぁ、だいたいエリカが話題にするのは、いつもイケメンだしね。

「運動よし、顔よし、スタイルよし、頭よし、性格よし……素晴らしいだよっ!!
特に顔がっ!!」

バンとエリカは、机を叩いた。
一瞬教室がシーンとなる。


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