華実ちゃんの最期の願い
私は、突然の一言に困ってると氷悟は、私を空き教室のドアに私を押し付け、壁ドンをするような形で問い詰めてきた。



スキ??
テルヤ ハルカのことを??

なんでそんな話に……。



「ねぇ?聞いてる?華実。
好きなのかって聞いてる。」

氷悟怒ってる。
顔には出ていないものの声は、明らかな怒りが込められてる。


「そんなんじゃないよ。
私には、氷悟がいるしね。」

落ち着いて私、大丈夫。
変な動揺を示したら、氷悟に勘違いをさせてしまうし。
それに、さっき知った人のことだもの。
好きとか何もないし、あの胸のドキドキは、何かの間違い。






「だよね。よかったぁ。
僕達、許嫁だもんね。」
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