華実ちゃんの最期の願い
私は、足に接着剤でも貼り付けられたのかと
思うくらいその場から動けなくなった。

びっくりしたし、


緊張したけど、


何より嬉しかった。



キスをされたことなのか告白をされたことなのか分からないけど。

ただ、嬉しくて涙が零れた。



泣いてる私の元をそっと遥は、離れるとなぜか入口に向かい言った。


「そうだ。
華実、僕 付き合うことになったから。」


遥は、そういうと教室のドアを閉めた。



えっ??
何どういうこと?
なに?

私と付き合うってこと?え?


誰も近づかないような空き教室のはずなのに遥と可愛らしい女の子の声が聞こえた。


なんで?なんで?

びっくりするぐらい私の学校の空き教室には誰も近寄りたがらないから話してる内容なんて筒抜けで。

ただ、ただこの感情の名前を私は、探していた。


立ち尽くして、いることも涙を流していることもさっきと全く同じなのに。

全く違う感情が溢れてきて、情けなく座り込んでしまつた。

それと同時に5時間目のチャイムが鳴った。







「もう。やだ。」

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