僕と暮らしてくれませんか
「え、えっと、質問したい事があって…。」

「んー何?」

私…、彗が「んー」って言うの好きかも。

「彗ってさ…彼女…いる?」

彗が驚いたようにこちらをみた。タオルで頭を拭いていた手も止まっている。

「…何?立候補する?」

彗が不適な笑みをこぼす。私はカァーっと、なって

「おやすみ!」

と逃げてしまった。
「…俺、何やってんの。まじでバカ。」
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