恋はデジャヴ〜鈍感少女の全力疾走日記〜


なんか、なんか分かんないけど、
山下くんに振られた気分になって、


1人でトボトボ校門まで歩いいた。
あの子きっと、山下くんのこと、、


そんな考えを遮るかのように声をかけられた。


「あれ?佳奈子?」

「え?美希?と和也先輩?」

「よっ!佳奈子ちゃん!」


トランペットの和也先輩と美希が2人で中庭のベンチに座っていた。


これは!!!美希の邪魔しちゃいけない!


「あ!ばいばい!明日ね!先輩もさよなら!」


そう言ってさっきより早足で歩く。


「3人で帰らない?」


和也先輩が後ろから大きい声で言ってる

「急いでるのでいいです!」

振り返らずに叫んで返事する。


このまま今日は1人で帰りたい。

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