それでも。
私はある日学校から帰って来ると、
母と姉が険悪な雰囲気で話をしていた。
気になって遠くから話を盗み聞きをしてもら何を話しているのか分からず、結局直接聞いてみても、無視をされたり部屋のドアを閉められるようになってしまった。
気づいたらそんな2人は夜中に家を出て、朝まで帰って来ること無く、ずっと車を走らせていたようだった。

私には何でそんな事をするのかよく分からなかったが、そんな母に呆れた父との仲が悪くなって行くのは、子供ながらに理解をしていた。

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