姉の婚約者
なんと!知っていたのか!
お姉ちゃんは、父さんに昨日の夜の時点で話していたらしい。私よりも早かったのね。


「なんだー!じゃあ父さん知ってたんだー!で、どうするよ?」

「どうするって?いいんじゃない」

「流石に吸血鬼はないでしょう。今まで連れてきた彼氏と同じで会ったら普通の子だってー!まぁ、挨拶したいっていうんなら1回会ってみてもいいんじゃないかな、ゆり子はどう思うの?」

え?会うの?別に会いたくはないよ、また別れるんだろ?

「じゃあ、ママには言っとくからね」

あ、はい、それでよろしいんなら……


え?
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