春雷

「母親にならなきゃいけないと、柴田先生が頑張るのは娘さんも望んでいないと思いますよ?


「そうですね‥。そんな気がしてきました。それに、もう頑張れないです。私は母親とは違うジャンルかもしれませんが、それでも娘が大好きです」

「そうそう、大好きって気持ちが大事ですよ」

長野先生はベッドから手を伸ばして、私の肩を叩いた。

「そんな柴田先生が好きって言ってる人もいますしね」

「え?」


「いえいえ。独り言です。
私も柴田先生が好きですよ。どんなことがあっても、どんな道を選んでも、私は応援しますよ‥」
< 49 / 110 >

この作品をシェア

pagetop