トンネルを抜けたら恋だった
いやいや、イベント今週末だから
今日で仕事終えたら、不味いでしょう
なんなら竹内くんから泣きが入るわ…

うん、気持ちはすごく嬉しいからね

ー「いないのは寂しいけど
イベント終わって戻ってくるのを待ってるね

朝一で会えて良かった」ー

これで斉藤くんなら、大丈夫なはず…たぶん

ー『わかってる
莉子に触ると抑えられなくなるな
気をつける』ー

うわー、アグレッシブ斉藤のアグレッシブな
メールに撃沈だよ…
わたし大丈夫かな

このオフモードの彼に免疫ができる気がしない

額に手を当てて俯いてると
誰かきたようで…少し小走り?

え?と思って顔をあげると長谷川くんが
少し焦ってる?

「おはようございます
チーフ大丈夫ですか?熱ですか?
顔赤いですよ ちょっと失礼」

わたしの額に手を当ててくる長谷川くんの手に
びっくりする

「え?!おはよう 長谷川くん
大丈夫よ ちょっと…ほらあれ
しゃっくりがでて息止めてただけだから
うん、止まったよ」

目の前には安心した顔の長谷川くん

「そうだったんですか…焦りましたよ
斉藤のいない時に チーフに何かあったら
俺 確実に殺られる…」

「そっか…心配かけてごめんなさい
ありがとうね」

い…いろいろ居た堪れない!
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