42歳 主婦 旦那様に片思い中【佳作受賞】
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味を占めた私は、毎週のようにおねだりをした。

夫に直接、ねだれない天邪鬼な私は、毎回、娘をダシにして、夫を待った。

夫は、毎回、

「ハイハイ」

と私を起こしてくれる。

今朝は、そのまま寝ぼけたふりをして、夫の胸に寄りかかってみた。

だけど、背中をぽんぽんと叩かれて、終わってしまった。

夫は、やっぱり娘を連れて階段を下りていく。


でも、まだ、頬に、耳に、純ちゃんの胸の感触が残ってる。

思い出すと胸がぎゅっと苦しくなる。
きゅんきゅんする。

できれば、昔みたいにぎゅうって抱きしめて欲しかったなぁ。

そのままチュッとかして欲しかったなぁ。

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