42歳 主婦 旦那様に片思い中【佳作受賞】
「離婚する夢を見た。」

私は言った。

「なんで?」

「知らない。」

純ちゃんは、スマホを置いて、私をぎゅって抱きしめてくれた。

背中をとんとんしながら、

「そんな事、しないよ。」

と言った。

私は手を伸ばして、純ちゃんの背中をぎゅっと抱きしめた。

ふふっ
純ちゃんの胸、あったかい。

ずっとこうしてたい。

きゅんきゅんが止まらない。

だけど、照れ臭くなった私は、すぐに離れてしまった。

「もう大丈夫。ありがとう。」

起き上がって、朝ご飯の支度に行く。

ああ、なんで素直に甘えられないんだろう。

もっと、あのまま寄り添って寝てれば良かった。
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