男性恐怖症





「じゃあ2人のとこに
戻ろう♪」




健司ちゃんが明るくなって
嬉しいけど……




なんかモヤモヤするんだ
よね………




ま、いいや………




「あ、うん!きっと二人とも
待ちくたびれてるね(笑」




「だね(笑」




そう言った何も変わらず
さっきみたいに手を繋いで
真理たちの所へ戻った………




ただ一つ変わったのは
私の気持……




最初よりもっと健司ちゃんの
ことを女としかみれなく
なっている………




これは健司ちゃんへの
甘え………?




でも……これでいいんだよね?




「あ………麻子……健司……」




―――下駄箱に着くと
なぜか真理が泣いていた………




そしてその横に険しい顔をした
エロ男…………




「ま……真理?どうしたの?
エロ男になにかされたの?」




「はぁ?」


「…………違うの……
あはは……気にしないで……」




「……真理?どうした?」




「………本当に大丈夫……
………だから……。。」




その顔は本当に悲しそうで……
私はすごい心配だった………




「真理……でも……
……私にできることがあったら
なんでも言ってね?」



私は女子校だったから女友達の
扱い(?)には慣れてる……



こういうときはあまり聞き
すぎちゃいけないんだ……



< 40 / 47 >

この作品をシェア

pagetop