青の瞳に映るのはーー
彼の唇は、私の涙をすぐに止めた。


「仲直りのキス。
許してくれる?」

君が、私の涙をペロリ、と舐めた。

「くすぐったいよ、青くんっ」


くすぐったいし、なんだかとても恥ずかしい。
「美心、戻ろう。

カフェ頑張ろう」

君が手を差し出す。

君と手を交わす、君の手は強くて暖かい。

強いし、優しい。
私は青くんに、微笑んだ。

*美心side終わり*

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