青の瞳に映るのはーー
「え、真也くんっ!!
私、聞いてないよ?」

「うん、今言った。
大丈夫だよ、たとえ一緒に居ても"コイツらと違って理性あるから"」


「「…………」」


「あは、真也うける。じゃあ、俺と真也……雷と青で勝負な!!」

あの時、別に理性が無かった訳じゃない。

だけどあの時、美心が不安げで怯えてて、どうしょうも無かった。

あそこで動かなきゃ、男じゃないだろう。


そして、始まった勝負。

< 53 / 242 >

この作品をシェア

pagetop