眩しさの中、最初で最後の恋をした。

そうしてきた、電車には確かにお姉ちゃんが宏樹さんと乗っていてびっくりしつつ合流。

「要くん、ありがとう。また月曜にね!」

要くんはお姉ちゃん達に頭を下げつつ

「おう、また月曜にな」


そうして、今日ほとんど繋がれていた手が離れた。

少しの寂しさを伴って……。


そんな私たちの様子を見ていたお姉ちゃんと宏樹くんはにっこり笑って言った。

「楽しかったみたいだし、充実した一日になったみたいね?」

「うん、楽しかった」


そう、楽しかった。
今日、手を繋いで歩いた水族館も観光地も。
どれも新鮮で、ちょこちょこ握られる手にドキドキして……。

なにより、良く笑っていた要くんの笑顔が輝いていて、眩しくって……。

不覚にも高鳴る動悸を、なんでもない顔をして誤魔化すのでいっぱいいっぱいだった……。


もうじき、ジメジメとした季節は終わりを迎える。

私の切られた期限も刻々と迫ってきていた……。
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