Smile  Again  〜本当の気持ち〜
プロローグ
最後のバッターの打球が、力なくセンターに上がった時、君の最後の夏は、終わりを告げた。


悔し涙にくれる選手やグッと屈辱を耐えるかのように、唇を噛みしめている選手達の中で、君は、何事もなかったかのように振る舞っている。


なんで、君はこんなときにも、そんなに冷静なの?私の知ってる君は、こんな時に、そこまで感情を表さない人じゃなかったよ。


ううん、私が本当の君を知らなかっただけかもしれないよね。


こうやって、私が君を見つめ、心の中で、君に語りかけてるなんて、きっと、君は思ってもいないはずだから・・・。
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