命短し笑え若者たち
最後の始まり
*
*
*
「えーおはようございます
みんな大体俺の事わかるかな?
英語担当で今年度みんなの担任の桃園春です」


高校3年生それは


「いいかみんな、高校3年生勝負の年だぞ」


受験生


「専門、短大、大学、はたまた就職とかな?
とりあえずこのクラスには色んなやつがいる
まぁ、なんであれ今まで頑張ってきたことを発揮しような~~」


俺は専門組、8月頃のAOで一発決定だ


「専門は早く受験が終わると思うが羽目外すなよ~
俺からはそれだけ!!
まぁなんだ、最後の年だしこのクラス楽しもうぜ」


「よっしゃあ~!!ももちゃんありがとな!
お前ら準備はいいか!
俺がこのクラス盛り上げてくぜ!いえあ!」


「ももちゃん呼ぶな!!坂本座れ!」



勉強するやつ

最後の部活があるやつ

遊ぶので忙しいやつ

バイトばっかやるやつ


「うるせーももちゃん!
俺はテンション上がってんだ!」


みんなそれぞれあるけど
とりあえず賑やかなクラスなのは確かだ


「坂本マジうるさい~笑」

「それな?笑ちょっと静かしてって笑」


俺も叫びたいぐらい気持ちが上がってる


「私も楽しみだあ!!修学旅行どこ行く!」

「かれん気が早すぎ~クラス始まったばっか」


やっとだ


「だってだって高校の修学旅行だよ!
盛り上げて最高の思い出にするしかないでしょ~」


やっと


「ねぇれんも!楽しみでしょ??」


一緒にいられんだ


「やかましいブスだな、座れ」

「一言目にそれ!?ひどすぎ!」




またやっちまった
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