大切な手紙…
ゆみの家のチャイムを鳴らす。ピーンポーン
『は~い!』
ゆみのお母さんが出た。
『あ!きなちゃんね!ちょっと待ってね~!』
ガチャ
ドアが開いてゆみのお母さんが出てきた。
『あのぉ~…ゆみ居ます??』
『あ!ゆみね、出掛けて来るって言ったきり帰って来ないのよ。どっか行ってるんじゃないかしら?』
『そうですかぁ!ありがとうございましたぁ!!』
わたしは走りながらゆみに電話をかけた。
『おかけになった電話は……』
留守番サービスにつながってゆみは出なかった。
仕方なくゆみの行きそうなところを
全部探した。
けど結局見つからず休憩するために
近くのとても綺麗な川が流れている
丘の上のベンチに座った。
『ゆみ…ったら…ドコに…いるの…?』
すると目の先に雑草の上に座っている女の子を見つけた。