花と雫
外で待っていると、少ししてから夏樹が帰ってきた。
「夏樹、どうだった?」
「うまく収まったみたい。今日は本当にごめんね!」
ものすごく申し訳なさそうに眉を下げる夏樹に首を振る。
「こっちこそ、ほっぺとはいえキスなんかしてごめんね、嫌、だったよね?」
むしろそっちの方が心配である。
「いやいや、そんなことないよ。えっと、むしろよか、いや、本当になんでもない!こっちこそあんな無茶ぶりさせてごめんね」
慌てる夏樹が面白くて笑いながら、歩き出した。