幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



わたしの口から打ち明けると、楓くんはかなり驚いた様子を見せた。


そんな楓くんに対して、榛名くんはさらなるありえない行動を取ってくる。



「ねー、ひな。今日も僕と一緒に寝よーか」


いきなり後ろから抱きしめて、わたしの肩に顎を乗せて、とんでもないことを言ってきた。


ちょ、ちょっとまて!!


"今日も"ってどういうこと!?

これじゃ、まるで毎日一緒に寝てるみたいに聞こえるんだけど!!



「へ、変なこと言わないでよ!!」


「なんでー?僕とひなは一緒のベッドで寝た仲じゃん」


ちょ、ちょっと!!
そんな誤解されるような言い方しないでくれるかな!?


榛名くんの暴走がさっきから止まらない。



「は、榛名くん!!いい加減にして!!」

わたしが怒っても、全く効果なし。


それどころか。


「別にいーじゃん。楓くんはひなにとって、ただの後輩なんでしょ?」

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