幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



「あら〜、そんな驚かなくてもいいじゃない?雛乃ってばオーバーリアクションなんだから。ハルくんみたいに落ち着けないの?」



「いきなりわけのわからないこと言われたらこんなふうになるでしょ!ってか、さっきから名前出てくるハルくんって誰なわけ!?」



「あなたの隣に座ってる伊織くんのことよ?忘れちゃったのかしら?」


ハルくん=榛名くん?
全く結びつかないんだけど。


「やだ〜ほんとに覚えてないの?」

「お、覚えてない……」


「じゃあ、まずは昔話からしないといけないわね〜」


お母さんがそう言うと昔話とやらが始まった。


話はわたしが幼稚園の頃までに遡る。



その当時、わたしが仲良くしていた男の子が1人いた。


見た目が女の子みたいで、男の子たちにいじめられてばかりで。

人の後ろに隠れてばかりの、臆病な子だった。

< 22 / 391 >

この作品をシェア

pagetop