限りない愛~甘い彼に心揺れて~
だとすると、めぐみの言うように妹か親戚と考えるほうがしっくりくる。

でも、何の用事で来社して、話していたのだろう。それも和やかに……。


「宮坂さん」

「あっ、はい!」

「いい返事だね。今日も元気で何よりだね。そんな元気な宮坂さんに新たな経験をさせてあげよう」

「はい? なんでしょう?」

「来春の商品のポスター撮りが来週あるんだけど、一緒に行こう」

「どちらでやるんですか?」

「新宿にあるスタジオだから、わりと近いよ」

「分かりました」


畑野さんに快く返事をして、春商品の書類一式を受け取ってメールチェック後に目を通す。

イメージキャラクターは……粕谷(かすや)ユリナ? 初めて聞く名前だ。新人のモデルさんかな?

情報を得るため、パソコンに名前を入力し、検索。


「ああっ!」

「ん? どうしたの?」

「あ、いえ、何でもないです。すいません……めぐみ、ちょっと、ちょっと」


驚いたことで出てしまった大きな声を畑野さんに謝り、めぐみを呼んだ。めぐみは私の指差すパソコンの画面を見て、「あー!」とこれまた大きな声を出してしまい、私たちは揃って周囲に謝った。
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