【修正中】狼彼氏と子羊彼女
ん?
なんで…?
なんでこんなに胸がドキドキしてるの?
だってこんな最低な奴に…
こんな最低なこと言われてるのに
"俺は嫌なんだよ…
お前が誰かにキスされんの"
その台詞が頭にこびりついて離れない
顔が真っ赤になっているのがわかるくらい
顔は暑く火照っていた
「どうした?顔真っ赤だぜ??」
顔をのぞかれて
私はうまく言葉を伝えることができなくて…
「俺にドキドキしてるとか?」
不適な笑みを浮かべている馨に
またしてもドキッとする
「わっ私帰るから!!!」
馨を押しのけて私は一人走り出した
「おっおい」
私の心臓はその後もとまることなく
ドキドキしていた
イベントは明日に迫っていた
そこで起こる数々の出来事に困惑するまで
あと少し―――…