【修正中】狼彼氏と子羊彼女


「一生直らないわけじゃないから…。希望をもって!直していこうね」


「……はい」



直らない可能性だってあるんでしょ?

私のせいだ

私が…私が悪いんだ。

もう…馨の笑顔…一番近くで見れないの?


それから
私は愛梨さんと話すことなく家への帰路についた


涙も枯れて
私の心もズタズタに壊れた



------ガチャッ



「ただいま…」


「姉貴!!!」


翔が玄関へ勢いよく走ってきた


「なに?」


「馨さんが…事故にあったって…」


「………」


なにもいえない
もう…思い出したくない

自分の目の前で
倒れている馨を思い出したくない

記憶に染み付いた
真っ赤な血を思い出すだけで目眩がした


「姉貴!!!!」


どんどんと自分の部屋へ足を進めていく私を翔は止めた


「どうして…どうしてそんな冷静なんだよ!!!!」


「……はぁ?」


冷静なわけない!!
泣き叫びたい…
忘れたい…


…馨の隣にいたい


でもそれをできなくさせたのは…





私…でしょ?






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