花火の音が聞こえたら…
縮まらない距離感

これまで私は昼休みにこれでもか!ってくらい
三河君に話しかけた。









・・・・・・・・・────








『三河君!ねね、お話しよーよ』







「しつけーな。俺はしつこい女は嫌いだ。」








『知ってるよ!そんなの。でも私達席が前後の仲でしょ?』







「俺、お前と仲良くなった覚えねーよ。」







『またまた〜そんなこと言っちゃってさ☆』






パシパシ







そう言いながら私は彼の二の腕を触る。
いわゆる距離を縮めるためのボディタッチと
言うらしい by由美







そういうやりとりもあれば…
< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop