遠距離の彼 と 近距離の同期

「1週間、待って。」

「なんで？」

「……… きちゃった。」

「来たって、何が… あ… アレ？」

「うん… アレ。」

「はぁ………」

天が思いっきり脱力した。

「………ごめん。」

私が謝ると、

「あ、ごめん。結のせいじゃ、ないのに。
気にしなくていいから。
でも、一緒には寝よ？
俺、結を抱きしめて寝たい。」

と天が言ってくれた。

だから、私は、天が先にシャワーを浴びてる間に、一度必要な物を自分の部屋に取りに行き、天の部屋でシャワーを借りた。

私が浴室から部屋へ戻ると、天がぎゅっと抱きしめてくれた。

それから、私の手を引いてベッドへ行くと、横になった私を抱きしめた。

「結、おやすみ。」

そう言って、また私の唇に軽いキスを落とした。

「おやすみ、天。」

私は天の腕の中で、天のぬくもりに包まれて眠った。