遠距離の彼 と 近距離の同期
あれ?
これって、完全に勘違いされてない?

天、否定しないの?

戻ってきた天は、お弁当を置くと、また私をステージに座らせてくれた。

その横に、天も座る。

「ねぇ、天。
いいの?」

「何が?」

「絶対、みんな勘違いしてるよ?」

「………ああ、いいよ、させとけば。」

「でも……」

「いちいち、否定したり、説明したり、
めんどくさいじゃん。
それより、食べようぜ。
食べるの、もったいないけど。」

そう言って、天は、耳を食べた。パンダの。

そう。
私が作ったのは、キャラ弁。

天のはパンダで、私のはペンギン。

絶対、恥ずかしがると思ったのに、まさか、自慢に行くとは思わなかった。
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