遠距離の彼 と 近距離の同期
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帰りの車の中。


どうしよう。

なんだか、天の隣にいるだけで、照れ臭い。

今までみたいに、ポンポン言葉が出てこない。

どうしちゃったの、私?

相手は、天なのに。

今朝まで、漫才コンビのようだったのに。


「どうした? なんかおとなしいじゃん。」

「別に。天こそ、なんか変じゃない?」

「別に。
それより、今日は来てくれて、ありがと。
弁当も美味しかった。
すっげー、可愛かったし。」

「ううん。
私も、試合、楽しかったし。
バレー、見るの忘れるくらい。」

「それなら、良かった。
見てるだけじゃ、退屈かな…と思ったから。」

「ううん。
天がね、空を舞ってるみたいで、すっごく
綺麗だと思った。
全然、素人には見えなかったよ。」
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