俺様王子が恋をした
「覚えてねぇよ。
 俺が何人の女と会ってると思ってるわけ?
 そんなのいちいち覚えてられるかよ」

そう言い捨てると女は泣きそうな顔して
友達のところへ戻っていった。

こんな会話は俺の周りじゃ日常茶飯事だから
誰も気にしない。

そんな女から解放された時
教室のあちこちで同じ名前が聞こえてきた。


『西村 真優華』

誰だ?そいつ


そのへんにいたやつに聞いてみた。
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