俺様王子が恋をした
第二章

恋人同士(仮)

【恭介】

気づいたら俺はあいつを
抱きしめていて
俺の腕の中から離したくないと思った。


勢いに負けてうなずいたあいつを
すごく愛おしいと思った。


こんな感情は初めてで
正直どうしたらいいのか戸惑ってる。



けど、俺は俺のやり方で
あいつを幸せにする。





「ケータイ、教えて?」

優しく頼むと
放心状態のまま
番号とアドレスが書いてある画面を差しだしてきたので
それを見ながら自分のケータイに登録をした。
< 34 / 390 >

この作品をシェア

pagetop