俺様王子が恋をした
---パチパチパチパチ

大きな拍手に迎えられ
中を見れば見慣れた人たちの姿に
また驚かされた。

まさかみんながいるなんて
思ってなかったから。


「まゆ!おめでとう!」
「可愛い~!」
「綺麗だよ!!」

バージンロードを歩く中
左右から聞こえる祝福の声。


そして、前を向けば愛しい人の姿。


「恭介君、娘をよろしくお願いします。」
「はい、もちろんです。」

お父さんが深々と頭を下げ、
先輩もそれに応えるように頭を下げた。
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