それでもずっと、君を愛す。
プロローグ




互いに互いの存在は既知であって。

それでいて目の当たりにすることはなく。

そんな二人は今まで出会わなかったことをこの上なく悔やんだことで有ろう。




互いに知る術は幾らでもあったというのに、と。



でも偶然はなく必然が全てで。

過去に巻き戻ることは出来なくて。





だからこそ君は此処には戻らないで、歩け、進め、戻らないで、前へ。



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