俺たちは夜に舞う蝶らしい




『なにか知りませんか?』




よく話すんですよね?とボスに問いかけるとボスは困ったように笑う。




「蘭音はよくわからないんだ。
俺らのことはお見通しみたいだけどら俺らには何一つ読ませてくれやしねぇ。」




双子であるお前が読めないなら、俺らも無理さ。とどこか辛そうに笑うボス。




「蘭音はさ。
俺たちよりより先の先まで読んで動いてるからな。」


『蘭音がKINGの勧誘リストに載ってたんです。』


「蘭音が?
‥‥‥‥そうか。」




KING。

その名の通り王者の彼らは完全な実力集団だ。

仕事の失敗の噂なんて聞いたことないし、やり口もこんな表現おかしいけどすごく綺麗。




「凛音。」


『はい。』




ふざけた口調でも、命令の時の雰囲気でも、からかうような声色でもない。

真剣な口調と、張り詰めた雰囲気と、何かを覚悟したような声色。

自ずとこちらの声も固くなる。



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