俺たちは夜に舞う蝶らしい



「翼を死なせるわけにいかないの。」


『え?』


「だから……死ぬなよ?」




ふわりと風が吹き、俺と澪のフードが取れる。

素顔を晒した状態で乱闘なんて御法度。
しかし、関係ない。

誰にも目撃されなければいい。




『「さて。


お仕置きの時間だ。」』




< 84 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop