*If*…もし貴方と出逢わなければ…
「それより、行こうぜ」



「そーだね!華蓮、行こ!」



『う、うん』



少し震える手を隠しながら頷いた



ギュッ



『!!?』



「きっと、華蓮なら大丈夫」



そう言いながら蓮が優しく微笑んだ



『あ、ありがと』



私は少し熱を持った頬を隠すようにお礼を言った



「なにしてんのー?早くー!!」



『…行こっか』



「あぁ。』



『……ありがと』



蓮が優しい瞳をして私を見てるのに気づかず私達は空き教室を後にした


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