*If*…もし貴方と出逢わなければ…
手当てをする為に持ち歩いていたバックから救急箱を取り出した



テキパキと手当てをしていると男が俺に話しかけてきた



「ありがとうございます。夜蝶…いや…華蓮さん?」



『……!!?』



「あの方から、伝言です。“お前の幸せを壊しに行く。”だそうです。」



『………お前……藤崎組の者か』



藤崎は………母さんの再婚相手の名前だ



「はい。」



『さっきのは、俺を1人にさせて話す為か。』



「察しの良い方ですね。その通りです。」



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