人形の君に心をあげる。
頭の中で何度も男のいった選択肢が繰り返されては、反響している。
質問の意味はよく分からないけど、どんな質問だろうと答えは一つしかない。
それなのに、迷うはずのない選択肢が、頭の中をぐるぐる駆け巡る。
抵抗...しなきゃ......
自分自身にそう言い聞かせる。
なのに、どうしてか俺の体からは力が抜けていく。
まるで意思と体が分離していくみたい。
俺は静かに目を閉じた。
どこか、深いところに落ちていくように...、体から痛みが遠のいていく。
...ああ、俺はきっと今、どうしようもないほどに”安心”しているんだ