人形の君に心をあげる。



そのうち俺は学校に行かなくなった。


まあ、俺からすれば当然な結果だと思う。

だって、好きじゃなかったんだから。



そして、今まで学校に費やしていた時間をバイトにかけるようになった。


バイトだって別に好きだったわけじゃない。


だけど、この社会という鳥かごの中で”お金”というものがどれだけ大切なものか俺は自分なりにちゃんと理解しているつもりだった。

だから、これからの人生を生きていくために、バイトだけはやめなかった。



もちろん、そんな生活は長くは続かなかったけど。


すぐに学校にも家にもバレて、幾度となく説教を受けてきた。


俺はそのたびに説教を軽く聞き流しては、大人たちの目をかいくぐって自分が思う”自由”を追い求めた。


< 4 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop