オブジェのある公園
薔薇のシオリ
ー2週間後ー










母親「ユウジロウ! ご飯!」





「おうっ!」




足の骨折から 2週間が経ち

ようやく 自力で

歩けるようになった。






ガラガラ~!




アイリ「おはようございます」





母親「あら、おはよう!

今日は いつもより 早いね~」





骨折した 翌日から

ほぼ 毎日 アイリは

見舞いに来てくれた。






「おはよう!」




アイリ「ユウちゃん、すごい、

1人で 歩けるように なったんだ?」





「…まあな、

でも、まだ 完治はしてねえ」






アイリ「そうか、がんばってね」





母親「ああ、今日も 出かけるから

アイリちゃん!このバカ いい?」




アイリ「もちろん。」




「バカは おまえに 似たんだよ!」






母親「じゃあ、よろしくねぇ~」




バタン!



お袋は 急いだ感じで

家を飛び出して行った。





「おまえ、仕事は いいのか?」





アイリ「うん、来月からに してもらった。」




「わるいな、」




アイリ「別に、ユウちゃんが

謝らなくてもイイよ」





「そうか~?」



アイリ「そうだよ。


それに、こうやって、

ママゴト遊び、

懐かしくて 楽しいし」





「ママゴトか?」





アイリ「ご飯作ったり ユウちゃんの

お世話したり 楽しいし、

…ホントの夫婦に

なっちゃう?」





「はあ? 夫婦?」





アイリ「冗談よ、」




「……わ、わかってるよ」




アイリ「じゃあ、私、

洗濯しちゃうね!」







「ああ、たのむ、」








こんな感じで ハタから見れば

夫婦のような事をしていた。





でも、いつも 心のどこかに

ヒカルがいた。






ー駒川総合病院ー




看護師「先生!おはようございます」

受付「おはようございます」



元彼「ああ、おはよう」


ヒカル「おはようございます」



元彼「…ヒカル、ちょっといいか?」




ヒカル「は、ハイ」




ヒカルは 元彼に 言われ

宿直室に入った。




バタン!





ヒカル「……なに?」



元彼「…お母さんの事だけど…」




ヒカル「…お母さん…」



元彼「そう……難病のお母さんを

うちで面倒 見てるんだ

…わかるな?」



ヒカル「…また、その話し?」





元彼「他の病院じゃ

受け入れさえ無理な

難病の ヒカルの母親を


僕が、無理言って

ここに

おいてやってんだぞ!」




ヒカル「……だから、私、

ここの受付 手伝って……」




元彼「手伝う? そんな事で…

おいてやってると、

思うか?」



ヒカル「……違うの?」




元彼「…条件は 僕との 復縁だ」



ヒカル「…そんな…」



元彼「 なんだ、嫌か?

それとも 難病の母親を

家に連れて帰って

見殺しにでもするか?」




ヒカル「……それわ…」




元彼「悪いようにはしない」



ヒカル「……少し考えさせて…?」



元彼「考える?なにを?

そんなの時間の無駄だ!」



ヒカル「……お願いします」




元彼「わかった!夜までだ!」



ヒカル「……はい。。。」











ヒカルは 大星の トラックの

仕事が 大好きだった、

しかし、母親の病気の事で

無理矢理 この病院の

受付業務を 引き受けた。











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