MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛

楽しい😊~
グルグル回してもらうのって
最高━━━━━🤣美桜の大好きな
時間だ。
偶然、やって来たクロード(⊙_⊙)
に目撃されてド偉く説教された。



男は自分に気があると
勘違いするものだと、美桜は
そんな事はない、違うと
言ってもクロードは、
取り合ってくれず、
何人ハグ仲間がいるか聞かれて
指を5と出すとパチッと叩かれた。

「ダッテエ ハグは、挨拶と聞いたけ ど‥」
と言えば、

““ハグ禁止令が出された。””
   チッつまんない。


そばで聞いていたロザリーさんが

「殿下も心配されてるんだよ。」
 と諭された。

頻繁にやってくるクロードに、
ナタリーさんは‥

「私を心配してくれるのは、
有り難いけど美桜も
いるし、もう政治に力を入れなさい。」
とやんわりと言った。

と言うのも、クロードには
ほぼ内定した許婚がいたからだ。

初めはクロードも乗り気でなかったが、最近少し前向きに考え出した
矢先だった。

クロードが結婚すれば
后としての任務も終わる。
ナタリーはそう考えていた。



若い娘がいる家に、頻繁に帰って来ては良からぬ噂がたつ、美桜にもクロードにも良いとは思えなかった。

「わかりました。でも何かあったら、
  必ず連絡くださいね。」

そう言うとクロードは心残りありそうな雰囲気を醸し出し帰って行った。

「奥様、そろそろ苺の収穫も終わりと、
  農民から連絡がきました。」

とボブさんが言うと
「そう、じゃあ残りの苺を
美桜を誘って摘みにいきましょう。」

美桜は大喜び勇んで出掛けた。

ボブはナタリーに耳打ちした。
«ブフフッ美桜なら
食べてばかりで動けなく
なりますよ。»


ナタリーさんと二人まだ舗装されていない道を進む。しっかり捕まっていないと舌を噛みそうだ。
< 13 / 90 >

この作品をシェア

pagetop